現代経営に役立つ織田信長の先見性について
織田信長の「先見性」についてお伝えします。
信長は尾張の“大うつけ者”と言われていましたが、実際にはそうではなかった。
うつけ者とは、奇矯な振舞いをする、まぬけで愚か者、中身のしっかりしていない者をいいます。
信長は鉄砲という新しいスキルの有効性をいち早くとらえ、当時の財政事情からは過剰と思える資金を投入し
最強の敵・武田軍に「長篠の戦い」で勝利したことにより、彼の先見性は高く評価されています。
斎藤道三が娘婿の信長に初めて会った時
10代の信長は自分の行軍の中に200挺の鉄砲を持ち、それを足軽一人ひとりに与えていたそうです。
今の貨幣価値に直すと当時鉄砲1挺が2,000万円くらいで、約40億円の投資をしていたようです。
それに対し武田軍では、鉄砲は家臣の自己負担で、あくまで「大事だぞ、揃えておけよ」程度の認識だったようです。
この差が勝敗を決しました。
それから数年後、武田軍と信長が戦ったとき
武田軍は刀や槍を使う騎馬隊2万人に対し、信長は2,000挺の鉄砲で戦いました。
そしてたかが鉄砲の装備率10%で、つまりほとんど鉄砲隊だけで
天下無敵と言われた武田軍を壊滅的にやっつけてしまいました。
信長には、鉄砲のデメリットをメリットに変える視点があった
当時の鉄砲導入のデメリットは
鉄砲に火薬と弾丸を装填する時間に多くの時間を費やしたことです。
おおくの武将達は鉄砲を1発撃った後、次の装填中に敵に殺されてしまうリスクがあり、それよりも刀や騎馬の方に機敏性があると判断し導入しなかったようです。
しかし信長は長篠の戦いで「三段撃ち」という方法を考え武田軍を壊滅しました。
三段撃ちとは、鉄砲隊を前後3列に並べ最前列が撃ったら、彼らは3列目に後退し、2列目が最前列に出て撃つ。
3列目では火薬と弾丸を装填し、間断なく弾丸を発射する編成です。
その編成は、当時の鉄砲の装填の遅さを補い、現在のマシンガンのように間断なく撃てる状況を作り上げた革新的な戦術と言われています。
これ以後、関ヶ原合戦に向けて一気に鉄砲の普及が国内に広がります。
私は、信長が鉄砲を初めて見たとき
戦術は刀や騎馬戦から鉄砲の時代へ
大きく変わると予想したのだと思います。
私たち経営者が信長から学ぶ視点は?
今年も株高や様々な分野で、AIが大きな影響を与えるでしょう。
AIと言われて久しいですが、それを本当に自社で使いこなせているかどうか。
ここが今年の勝負の別れ目になるかもしれません。
鉄砲の存在は知っていても、家臣任せで使いこなせないでいると武田軍のようになってしまうかもしれません。
今、AIにはそれぞれに特徴があることを
ご存じでしょうか?
ChatGPT、Gemini等であれば、文書作成・企画が得意
NotebookLMであれば、機密データ分析が向いている
DeepLであれば、多言語対応で外国人材支援、翻訳に良いなどなど
これらの特徴を理解したうえで、自社の業務に活かしていくことが重要になります。
例えばNotebookLMは、自社のデータ分析にとても向いています。
この最大の特徴は、ChatGPTのようにネット上のデータと関連せず、自社内データだけで分析してくれるため、情報漏洩のリスクはなく、重要情報を扱えることです。
NotebookLMの導入効果としては、顧客別売上や商品別販売データの分析を外部にデータを出さずに高度な分析と予測が可能になります。
その分析時間を節約できて他の仕事ができるようになるため、生産性がアップします。
AIは、信長の時代と同じように大きな戦術革命です。
2026年は、With コロナが終わり、With AIへ、もっと進化していくでしょう。