キャリアアップ助成金 人材育成コース (有期実習型訓練)
今回は、キャリアアップ助成金 人材育成コース(有期実習型訓練)と正社員転換コースを併用した事例についてお伝えします。
【業種】卸商社
【取り扱い商品】和食器、洋食器など
【社員数】19名
【有期実習型訓練期間】平成26年11月1日 ~ 平成27年4月30日 (6か月間)
【訓練時間の内訳】OJT訓練時間680時間 0FF-JT訓練時間78時間
【訓練対象者】中途採用 男性 35歳 (前職:接客サービス業)
【正社員転換コース】平成27年5月 ~ 平成27年10月 (6か月間)
【経営者様が有期実習型訓練を活用する前に悩んでいたこと】入社6か月後くらいで、突然辞めてしまうこと
当社は、キャリアアップ助成金の人材育成コース(有期実習型訓練)の労務サポートとして、
この会社で新入社員様が正社員へと転換できるように必要な訓練カリキュラムの作成、評価基準の作成などをお手伝いさせていただきました。
具体的には、現場実習で必要な職務訓練(OJT訓練)や商品・マーケティング知識(OJJ-JT訓練)について
事業主様よりヒアリングを行い、この会社独自の訓練カリキュラムを作成しました。
有期実習型訓練の期間中は、訓練対象者となる社員様が記入する訓練日誌の書き方と内容を、当社職員により毎日チェックさせていただきました。
有期実習型訓練を活用してスムーズに助成金受給するには、訓練日誌の書き方と内容のチェックが欠かせません。
なぜなら労働局へ支給申請後、労働局の職員により6か月間の訓練日誌の内容の精査があります。
訓練日誌の内容で感想や気づきなどの行数が少しだったり、毎回同じ内容を書いていたりすると、
その訓練時間は訓練とみなされず、助成金対象から除外されてしまう可能性があります。
せっかく訓練させても訓練日誌の内容や書き方次第で、総訓練時間が削減され、場合によっては助成金受給の対象から外れてしまう可能性もあります。
当社は、それを避けるため訓練対象者の訓練日誌を毎日チェックすることで、当初予定していた訓練時間通りの助成金を受給できるようサポートしました。
結果、有期実習型訓練については、当初予定していた通りOJT訓練時間680時間 0FF-JT訓練時間78時間の最大受給金額を受給できました。
有期実習型訓練を活用することのメリットは、以下の通りです。
【事業主様のメリット】
- 人材育成にかかる費用を軽減できる
- 訓練カリキュラムに沿って指導するため社員が短期間で必要最低限の能力を身に付ける
- 訓練終了後に評価シートを活用するので、半年間の社員の育成状況がわかり、その後の指導がやり易くなる
【新入社員のメリット】
- 入社時に訓練カリキュラムを提示するので6か月後の自分の姿がわかり、定着率がアップする
- 訓練日誌を活用するので上司とのコミュニケーションに役立ち、職場の人間関係がスムーズになる
- 訓練終了後に評価シートを活用するので、社員本人が自分の強みを理解でき早い成長につながる
実際に訓練実施した「事業主様の声」が、以下のアンケートから見ることができます。
また、その訓練対象者となった「社員様の声」も、以下のアンケートから見ることができます。