社長のお困りごと解決！社内不倫が発覚！さあ、あなたならどうする？
長年勤務する女性事務員から
「社長さん、私の部署の田中（20代前半の独身女性）さんと加藤営業課長（40代前半、妻と子供2人）が、社内不倫しているみたいです。最近、あの二人が休憩時間や倉庫の片隅の人目につかないところで一緒にいるところをよく見かけます。そのことを他の社員たちも気づき始め、周りの者がその二人に気を使い、職場の雰囲気がギクシャクして仕事がやりづらくなっています。何とかしてください！」と報告がありました。
社長は、プライベートなことに関わりたくないと思いつつ、そのままにしておくこともできず、二人を観察していました。
二人が事務所で話す様子は、仕事の連絡であれば、すぐ離れるはずなのに、いつまで経っても親密そうに話しこんでいる。二人の距離も他者と比べ異常に近く、確かに社内不倫なのかもしれないが、確固たる証拠がない。
この社長は、「社員トラブルの解決は初動対応で決まる！小さいうちにすぐ専門家へ相談する」という私の言葉を実行され、連絡が入りました。
私は社長へ今回のことで何を一番心配されているかをお聞きすると、彼は職場の風紀が乱れ、生産性が下がること。そして不倫の確固たる証拠がなく状況証拠だけなので、上手く解決する方法を一緒に考えてほしいということでした。
私は、社内不倫には２つのステージがあると思っています。
1つは、状況証拠だけがある場合。例えば職場内で二人が会話しているところをよく見かける。その様子は周りから声を掛けられない雰囲気があり、明らかに恋愛関係。でも体は触れ合っていないなど。
もう一つは、確固たる証拠がある場合。
社員や取引先の者が、職場内外で休日に二人が一緒にいるところや、ラブホテルから出てくるところを目撃したり、写真を撮られた等です。
今回の事件は前者で、社長と私が一緒に解決策を見出したのは、次の流れです。
①不倫当事者たちを別々で面談を実施する。
②周りの社員は、二人を不倫関係であると思っていること、それが与えている影響をストレートに伝える。
③不倫関係の真偽を確かめる。不倫当事者は事実を認めない場合が多い。
④当事者へ今回の件について、今後どのような言動でもって噂を消すのかを質問し、その返答を書面で提出してもらう。
⑤後日、経過観察し、状況によっては再面談。
⑥上記一連の対応記録を保存する。
重要なポイントは、当事者に周りの社員から二人の関係性がどのように映っているかを知ってもらうということです。当事者たちは、社員や家族など周りの誰からも気づかれていないと思っていることが多いため、逆に気づかれていることを知らせることで、今後の行動に抑止力を持たせ、大事に至らないようにするためです。
社内不倫は、あくまでもプライベートなことであり、社内風紀を乱したといってすぐ懲戒処分はできません。
今回の内容をもう少し具体的にお伝えするためにYoutube動画を作成しました。
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「社長のお困りごと解決！社内不倫が発覚！あなたならどうしますか？」
私は、不倫で家庭崩壊になったり、配偶者が会社を訴えてきた事例をたくさん扱ってきました。
こうした誰に相談したらいいのかわからない、経営者として恥をさらすのではと思うようなお困りごとや悩みは、一人で悩まず、気軽に私へお声がけください。
